古(いにしえ)の衛兵 ビフィーター

お久しぶりです。長雨が続き、冬並みの気温ですが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今日はビフィータージンの話です。
私も今ハウス・ジンとして使わせていただいておりますが
バランスの良いドライジンです。
ビフィータージンには9種類の異なる植物原料が使われていて、
ジュニパー・アンジェリカの根・アンジェリカの種子・コリアンダーの種、
リコリス、アーモンド、オーリスの根、セビリアオレンジ、
レモンの皮が創り出すフレーバーは、1895年にビフィータージンを
生み出してから変わらないレシピと言われています。
近年、ロンドン、ケニントンの工場で作られていますが
特筆すべきは、蒸留する前24時間丸々にはレモンピール(皮)、
セビリアオレンジ、そして他の材料を浸漬していることです。
この手のかかるプロセスによって、ボタニカル(植物原料)のエキス、
広範囲の揮発性オイルをしっかりととらえられることが可能になるそうです。
そして8時間にわたる蒸留の後、スコットランドでブレンドと瓶詰されます。
これから乾燥する季節、喉をスッキリ潤すには
ビフィーターのソーダ割お薦めです。是非お試しください。
そういえば、ラベルの赤い制服を着たおじさんですが(少し前はおじいさん)
ヨーマン・ウオーダと呼ばれた、当時ロンドン塔と王冠を衛った衛兵だそうです。
では、何で ”ビフィーター”かと言いますと、17世紀当時は庶民には
珍しかった牛肉を王室はロンドン塔を衛る衛兵に食糧として
与えていたという話があります。
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