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ライトな風味 グレンモーレンジ

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空気もだいぶ冬らしくなり、寒い日が続きますが

皆様お元気でお過ごしでしょうか?

さて、今回は前にもご紹介させていただいたグレンモーレンジです。

グレンモーレンジはスコットランドのロスシャー、テインにある

ハイランドシングルモルトの蒸留所で、所有者はグレンモーレンジ社、

アイラモルトのアードベッグも傘下です。

そのグレンモーレンジという言葉の意味は、ゲール語で「静かな谷」

またあるいは「大きな牧草地の谷」という意味を表しているそうです。

蒸留所はスコットランドで一番背の高い蒸留器が自慢で、18年から25年熟成のボトリング、

特別な樽熟成、カスク・フィニッシュ、限定熟成、スペシャルエディション等を出しています。

伝説では中世よりテイン周辺でいくつかのアルコール飲料が生産されていたと伝えられ、

グレンモーレンジ社によれば最も早い時期のモーレンジファームのアルコール飲料生産は

1703年と記録されています。

1730年代農地の水源タリオジーの泉を共有した敷地にビールの醸造所を建てました。

前任のウイリアム・マセソン氏1843年に農地を取得して、

モーレンジ醸造所を二基の中古のジン蒸留器を装備した蒸留所に変換しました。

後に彼は蒸留所をグレンモーレンジと名付けたそうです。

そして、1918年蒸留所はその主要な顧客であるレイス商会マクドナルド&ムーアに買収されました。

マクドナルドファミリーはその後90年間も支配し続けるのでした。

グレンモーレンジも他の全ての蒸留所や醸造所と同じく、1920年そして1950年に

困難に見舞われました。アメリカ合衆国の禁酒法と大恐慌によって、

ウイスキーの売上は減少しまい、1931年から1936年の間

蒸留所は事実上閉鎖されました。

不景気も第2次世界大戦で終わりましたが、戦争の結果は燃料と大麦の供給不足をまねき、

蒸留所は再び1941年から1944年まで閉鎖されました。

戦時中ウイスキーの輸出は重要でしたが、敵の攻撃がアメリカとカナダへの

物流を崩壊しました。しかし、戦争は終結に向かい、

そしてすぐに終戦直後の1948年、蒸留所は増産に入りフル稼働になりました。

蒸留釜の数は1977年に2基から4基に増えましたが、1980年代タリオジーの泉周辺の

土地に開発が水の供給に懸念が生じさせそうでした。

開発は蒸留所に供給する量、質共に減少させる可能性があったので、

タリオジーの泉周辺を含む600エーカー(2.4㎢)の土地の購入がきめられました。

蒸留所は1990年代、さらに4基お蒸留釜を加えて、2002年には

2つの発酵槽も加えると再度拡張に乗り出すことにしました。

さらに2009年、新しい4基を加えて蒸留釜は合計12基になりました。

2004年マクドナルド家は議決権付き株式の大半を保持し、

ロンドン株式取引所への上場が困難な52%の所有権を持ち続けていましたが、

フランスの飲料メーカー、モエ・ヘネシー・ルイヴィトンに約300万ユーロで

買収されました。

所有権が変わったことで、グレンモーレンジの生産ラインは海外の高級品市場への

宣伝を増やすためにリブランドを行いました。

それによって新しいタイプはより曲線を取り入れたボトルが紹介され

ウッドフィニッシュウイスキーなどは、クィンタ・ルバン、ネクタ・ドール

そして、ラ・サンタ等のように新しい名前が与えられました。

スターリン大学小売学研究所のポール・フリーシー教授によると

フランス語表記の名前は非凡な発見であり、それはスコットランドの伝統的な

結びつきのあるウイスキーを斬新にさせたからだということです。

それはなかなか勇敢な戦略であるとも。

何年かの間、グレンモーレンジはスーパーマーケットグループの自社ブランド

ブレンデッドウイスキー製品としてウイスキーを供給した事がありました。

それはグレンモレイとして売り出されていましたが

この試みは2009年に終了しています。

グレンモーレンジは1983年以降スコットランドで最も売れ続けている

シングルモルトウイスキーです。

そして、年に約1千万ボトルを生産して6万〜6万5千をイングランドで

売られています。

また世界的にグレンモーレンジはシングルモルトウイスキーのシェアを6%を

占めていまいます。


グレンモーレンジの水源は蒸留所の上のタリオジーの丘に位置する

タリオジーの泉です。

大麦はその周辺の協力農場のハイランド・グレーン社から供給されています。

また蒸留釜はスコットランドで一番高い、高さ8m、ネック部分は5‣14mで

極めて軽い風味を作り出すとグレンモーレンジ社は主張しています。

そして蒸留過程では数十年16人のテインの16人の男と知られている従業員が

クリスマスとメンテナンス期間以外は年を通して請け負っています。

しかし2008年からの生産拡大は従業員を24人に拡充され、

彼らはボトルそして販促用リーフレットに「テインの男たち」として

触れられています。

グレンモーレンジは、たくさんの異なるタイプの樽を使いますが、

全ての製品はアメリカ合衆国ミズーリ州オザークマウンテンの

グレンモーレンジが所有する森林で育った木で製作されホワイトオークの

樽の中で熟成されます。

これらの新樽はジャックダニエルそしてヘヴンヒルで

4年間バーボンを熟成させるために貸し出される前2年間外気に触れさせます。

グレンモーレンジはそして蒸留酒を熟成させるためにその樽を使います。

オリジナルのウイスキーはほぼ特別なバーボン樽でされ、そのあと

特別熟成にはワイン、ポートワイン、シェリーのような他の製品を

以前に熟成させた樽に移し替えるフィニッシイングという過程があります。

これらはグレンモーレンジのレギュラーの品揃えの一部として

グレンモーレンジが生産しています。

グレンモーレンジはまた、それらからフィニッシングや限定生産版の

ボトリングのために他のカスクで少量生産版を納めています。

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)による獲得以降、

グレンモーレンジは以前シャトー・マルゴーを熟成させるために使用した樽で

希少限定熟成版を生産しました。

これらのボトルは2011年時点で、極めて探しにくく高価なものになっています。

樽が貯蔵されている倉庫もまたウイスキーのテイストに

影響があると信じられていて、グレンモーレンジは特別なボトルを発表しています。

セラー13と名付けられたボトルで、海から最も近い倉庫内で、

ウイスキーに独特な風味を持たせると信じられています。

グレンモーレンジとアードベッグブランドはスコットランドのエジンバラ郊外にある

ウエストローシアン、リヴィングストン、アルバキャンパスの

ボトリングのために作られた工場にあります。 

また、以前ドランブイ社と共同企業体でドランブイのボトリングをしていましたが、

2010年にこの手配は終わっています。

長い時間の中にはいろいろ乗り越えた困難や試みがあり、

そういう背景をしると一杯のモルトウイスキーを味わうのも感慨深いものです。

参考:Glenmorangie distillery

秋の宵の月に     エヴァン・ウイリアム12年 101プルーフ

1エバンウイリアム101p

早くも暦の上ではつい先日に立冬を迎えました。

日中はまだ暖かな陽気でピンときませんが

皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

あと2か月しないうちに年末です。

私事、時の流れはあたふたと年々スピード感が増しています。

そこでちょっと落ち着きたいので、

高い夜空に浮かぶ月を眺めてこのバーボンを一杯。

エヴァン、ウイリアムスはアメリカ合衆国

ケンタッキー州バーズタウンで瓶詰めされていますが、

原酒はルイスヴィルにあるヘブン・ヒル蒸留所で

生産されたバーボンです。

2010年6月時点ではジム・ビームについで2番目に売れている

バーボンウイスキーです。

12年の101プルーフ(50・5度)は度数を感じさせない飲み口のよさ、

12年の熟成感ですね。

うまいバーボンウイスキーの一つです。

ぜひお試し下さい。

「時薬」   略してA.T.G.B?



10月も末だというのに長雨に続き

二個目の台風が通り過ぎて行きましたが

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

先日、テレビドラマの中で

バーテンダー役を決める

オーディション風景で

バーカウンターの若い女性が、

バーテンダーに「今日、私ふられたの」と

言って、バーテンダーがその女性に

カクテルを作って出すというワンシーンが

ありました。

経験上そんなケースもありますが、

こんな場合に自分ならどんなカクテルを

お出ししたのだろうか?と考えました。

ドラマのこのシーンではバーテンダーは

カクテルをお出ししたものの

何のセリフもありませんでした。

実際にはお出しするカクテルもさながら

どんな言葉をかけてよいやら…です。

それは定型文のようなありきたりの言葉は

いくつか思い浮かぶのでしょうが、

難儀な事です。

ただただ時折ついて出る言葉を聞いてあげて

うなずくのが関の山というところでしょうか。

いやいや日本には「時薬」という良い言葉が

あります。

即効性はないけれど、いつしか効いてくる薬

時が経てば解決します。

と言った訳でブランデーベースで

カクテルを作ってみました

As time goes by

略して A.T.G.B(笑)

古(いにしえ)の衛兵 ビフィーター

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お久しぶりです。長雨が続き、冬並みの気温ですが、

皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今日はビフィータージンの話です。

私も今ハウス・ジンとして使わせていただいておりますが

バランスの良いドライジンです。

ビフィータージンには9種類の異なる植物原料が使われていて、

ジュニパー・アンジェリカの根・アンジェリカの種子・コリアンダーの種、

リコリス、アーモンド、オーリスの根、セビリアオレンジ、

レモンの皮が創り出すフレーバーは、1895年にビフィータージンを

生み出してから変わらないレシピと言われています。

近年、ロンドン、ケニントンの工場で作られていますが

特筆すべきは、蒸留する前24時間丸々にはレモンピール(皮)、

セビリアオレンジ、そして他の材料を浸漬していることです。

この手のかかるプロセスによって、ボタニカル(植物原料)のエキス、

広範囲の揮発性オイルをしっかりととらえられることが可能になるそうです。

そして8時間にわたる蒸留の後、スコットランドでブレンドと瓶詰されます。

これから乾燥する季節、喉をスッキリ潤すには

ビフィーターのソーダ割お薦めです。是非お試しください。

そういえば、ラベルの赤い制服を着たおじさんですが(少し前はおじいさん)

ヨーマン・ウオーダと呼ばれた、当時ロンドン塔と王冠を衛った衛兵だそうです。

では、何で ”ビフィーター”かと言いますと、17世紀当時は庶民には

珍しかった牛肉を王室はロンドン塔を衛る衛兵に食糧として


与えていたという話があります。

秋の夜空と丸氷

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ここ何日か朝晩は涼しく

しのぎやすい陽気になってきました。

暑過ぎの7月、雨ばかりの夏らしくない8月、

ようやく陽射しが戻ってくるかと思いきや秋雨。

残暑らしい残暑もないままに短い秋になってしまうのでしょうか。

夏よりも澄んで高く感じる秋の夜空に、浮かぶ月のような丸氷を

グラスに、ウイスキーをゆっくり楽しんでいただきたい季節。

雨音より、鈴虫の音をつまみにしたいものですね。
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